クラウディアと農園のオバサンで話が盛り上がってたけどクラウディアは以前中央に住んでいたことがあったらしくライザがいつか行ってみたいとも言っていた。続編の2では既出情報の通り舞台が中央になるみたいでこれはそれを匂わせる伏線のひとつだったのかな。ちなみに2は買うかどうかはまだ未定。
乾季が迫ってることもあって水を取り仕切るモリッツが広場で威張り散らしてる。そこにライザの両親もいたけどそういえば思いのほか両親の出番は序盤だけだったようにも。レントの親父もそこまで話のウェイトはなかったかも。むしろクラウディアの父親ルベルトのほうが目立ってたかな。
というわけで錬金術レベル上げに手間取りつつもやっと鍵を再錬金して再び遺跡へ。今回の件は鍵穴について再考を促してくれたタオの殊勲賞。延々と後ろで本を読み続けてくれた成果が出た。戦いでは何も役に立てなくても頭脳で役に立ってくれてる。そして目論見通りクーケン島の地下に広がる人工島クーケンのお出まし。なんてことなく暮らしていたクーケン島の地下にはなんてことのない本当のクーケンの歴史がここにあった。
ライザたちは遺跡のあまりの壮大さに大感動しているけどプレイヤーはこの手の壮大な遺跡を見慣れているのであまり感動を共有出来ないのがむず痒いところ。この辺りには序盤で採れる素材でも品質がかなり高いものがザクザク採れるのがありがたい。進んでいくと大規模な装置がありどうやらタオの家系はこの島を管理していたのかもとのこと。早速装置を調べていくと大変な真実が判明。事の発端は潮流が変化したからってのはこれまでも話した通りだが何故変化したかというとなんと島自体が錬金術によって動いたから潮流が変化したという。つまり浮島だった。ナ、ナンダッテー。さらに動力がもう切れてしまってるから浮いているというより最早潮に流されている状態。いつしか沈んでしまうかもという…。
解決法は錬金術で動いていたのならじゃあ錬金術で動力を補充すればいいだけ。ただ当時の素材がなくていくら錬金術の腕がよかったとしても元がなければどうしようもない。でも異界にはその素材がある。それを使ってたからクリント王国時代には島は動かせていた。果たしてライザたちはクリント王国の奴らと同じような略奪ができるのか。でも島を救うにはそれしかない。
他に海水から真水を生み出す、つまり本来の水源を生み出す装置もあった。この装置が壊れているから地上の噴水は枯れ果て例の秘具に頼らざるを得なかった。でもこの装置さえまた動かすことが出来ればあるいは。装置に動力に門、そしてフィルフサに女王とライザたちの前には難題ばかり。でも今までの何も知らなかったライザたちじゃない、知ったからこそ希望の未来に向かって頑張れる。
ボオスは事の真相を知って息巻くと同時に先祖の盗人ぶりに苛ついていたがでも先祖が勇気を出して悪魔の平野を冒険したから水を出し続ける不思議な玉を見つけられそして今の村がある、そのことは履き違えてはいけない。ライザたちにあてられたボオスはレントとワンツーマンで剣技の訓練に明け暮れるように。キロに再び会うために力を付けるようになったみたいでもしかして彼女に惚れたかな?子分のランバーだが自分の力の誇示のために敢えて利用していたみたいで元々戦いに向いてないランバーはもう関わらせないみたい。それはそれで彼が可愛そうだが。
レントは例の塔を踏破しても村人たちに言って自慢したりもせず。冒険ってのは自分を磨くため、他人に認めてもらうためのものじゃないとレントは達観、ボオスといいレントといい男たちは序盤と比べて皆いい顔するようになった。特にボオスなんか嫌いな奴だったけど今じゃすっかりメインキャラ同様、いやそれ以上に好きになってる。
さてタオに淡水化装置を動かすアイテムを3品調合して渡す。無事動いてくれてあとは動力さえあれば昔みたいに水を生み出してくれるようだ。そうして暫く錬金術に明け暮れる。採取道具の数に対して採取道具の装備枠が少なすぎると思ったら鎌と斧、ハンマーとフラムロッド、釣り竿と虫取り網はそれぞれ兼用出来る道具を作れた。面白い、けど説明内から気付かないところだ。調合自体もこの段階になってようやくコツというか要領が分かってきて面白くなってきた。ただこれはこだわり出すと時間がいくら合っても足りないぐらいのめり込んでしまう。ある程度はまぁいいかと切り上げることも。
クラウディアがライザたちを連れ出して外へ。たまには頭のリフレッシュも必要。そして改めて考えを見つめ直す良い機会。そうして暫く4人で和んでいたがそこへ風雲急を告げる展開。あのフィルフサが門から這い出てきてしまった。早速隠された入り江にあった異界門前へ。既に奴らの斥候が現れていてこいつは空読みという役割り、つまり天気を把握しに来た奴。ってことでフィルフサたちにに乾季が近づきつつあることはバレテーラ。途方も無い大侵攻はもう目前、時間がないんです。その事実に愕然とし項垂れてしまうライザたちなのであった。
かつてのクリント王国みたいに身を潜めて大地が滅びゆくのを固唾を呑んで見守るしかないのか…。ただひとつだけ大逆転の手段はある。それは単純明快、我々のほうから蝕みの女王を討ちに行くこと。統率者さえ倒せばフィルフサはコントロールを失い瓦解する。もちろんライザたちはその危険な賭けに乗った。自分も乗った。慎重派のアンペル、臆病風に吹かれていたタオも今回ばかりは乗ってくれた。というわけで蝕みの女王の城に殴り込んでいく、それがライザたちの大冒険の大目標となった。村の人達には要らぬ心配や危険をされないようナイショの冒険。みんなには気付かれず始まって気付かれないまま終わる。でもライザたちのなんてことない冒険なんだからそれでいい。なんてことない日常のための戦いなんだから。
戦いを前にライザは暫しクーケン島を見回り。もしかしてこれが最後に見る島の光景かもしれないのだから。レントがついに折檻親父に勝利したらしい。息子が強がったらビビって折れたらしくダサい。とどのつまりこれまでレントが親父に屈していたのは精神的な問題。親父さんも息子の独り立ちを目の当たりにして徐々に軟化もしてきたのもあった。そしてレントはこの大冒険が終わったら何か思うところがあるみたいで、まさかライザに告白を!?そんな定番フラグを立てるなw
そのライザは両親に大冒険前にそれとなくの会話。そしていつもの日常。全てはこのライザの家から始まった。守りたいこのなんてことない日常を。
ボオスがタオに島の操作方法とか教えていた。ボオスは以前はタオが本の虫なことを誂っていたけどでも本の虫だったから今回の件は色々と解明出来た。それをボオスも理解してくれていた。
クラウディアが遂に意を決してフルートを吹いていた件を父親に話していた。そしてこの想い届けとばかりに自慢のフルートがそよ風のように舞い父親の顔から思わず笑み。いつか3人で演奏家を開けることを夢見て。
村人のダニエルから聴いた旅をする錬金術士の話だが…まさかフィリス!?実は世界線が繋がっている…ってことはさすがにないか。
ボオスに例の件を話して街道を封鎖してもらうよう頼んだがやはりボオスも付いていきたいみたいでウズウズしてる。そして因縁になっていた件について口を割ってくれたがライザが湖に落ちたときアガーテ姉さんが後ろで居ると知ってたから引っ張り上げるのに協力せず後ろへ去って助けを求めにいった、でもアガーテを見つけるまでは本当にこれでいいのか怖くなり自問自答していたが無事にアガーテを見つけ助けられた。なぜ話さなかったのかは自分がやんちゃしないか大人に見張られてたことが格好悪くて言えなかったという。男の子らしい悩みだった。もし不安だったとしても自分が正しいと信じているならそれに向かって全力で突っ走れ、というボオスなりの優しい励まし。ほんといい表情するようになったなボオス。
いよいよ異界へ。奴らが出てこないうちにとっととやることやっちゃおう、そしてまたこの空をみんなで見上げようじゃないか。というわけで二度目の異界、一度入ったら二度と出られないこともなく。フィルフサは進行間近だったがすんでのところで間に合った。そうしてキロと再会。幸いにもここは奴らの進行ルートではなくこの辺りはむしろ安全なほう。逆に女王の城から伸びるルートは奴らがうじゃうじゃ集まってる、つまりライザたちが攻めるのはより困難。キロはボオスを気に留めていたようですっかり相思相愛の仲。キロも助太刀したいと申してくれてまさかパーティメンバー入りかと思ったがそこはそれぞれの役割分担。キロはあくまでも自身の戦いのためにここに残って戦うことに。お互いクリント王国のせいで苦労をすることになってしまったのはまた因果なもの。
異界を進んでいくがさすがに通り道にフィルフサがたくさんいて倒しても倒してもキリがない。しかもライザのアトリエのエンカウントは妙なラグ?があるせいか当たり判定の猶予が厳しくてイライラすることも多々ある。
遂に蝕みの女王の城の前。ほんとなんてことない日常から思えば遠くまで来たものだ。でもそのなんてことないものを守るために今ここにライザたちはいる。なんてことないのだから誰しも知られずこっそりとね。
この太陽をくり抜いたようなビジュアルはほんと禍々しくも世紀末感あってとても良い。個人的にはライザの世界観らしくもっと明るい色合いのほうが好ましかったけれど。そして遂においでなすった蝕みの女王。女王っていうからにはこれまで戦った大精霊たちみたいに女性型なのかと思ったら普通に化け物。ま、群れのトップに君臨するメス、嬢王蜂みたいなものだ。さていざ戦うが正直大精霊たちより弱かったような?呆気なく打ち倒した。よし、誰も「やったか!?」と言っていないな!と安堵してたら案の定ラスボス定番の展開もあってこっちが本番。容姿的にスラリとしていてなんとなく最終形態のフリーザやFF9のペプシマン思い出した。とはいえこっちも大精霊よりは容易い。そうして今度こそ見事に打ち倒してみんなの非願成就だ。
ライザは倒した女王の胸の光に覚えがあるみたいで。どうやらこの赤い宝玉がクリント王国が採掘していた資源の正体。ライザは錬金術士としての直感で島の地下でみた動力と同じ力を感じ取ったらしい。ここの聖地の力をフィルフサが取り込んで結晶化させてたってことのようだ。で、この結晶を解析すればクリント王国が生み出した強大な動力も再現出来る、でもイタズラにあれこれ突き止めずに島の動力だけを得ることに。かつてのクリント王国と同じ轍は踏まない賢いライザたち。
アトリエに戻るとライザとアンペルは錬金術でああだこうだと言い合い、レントはリラから長旅の心得を教わっていたり、タオとボオスは島を動かす手引書を作っていたり、クラウディアは父親の仕事をサポートして秘書みたいに働いていたり。みんなそれぞれ今後を見据えて変わってきている。
そうそう、メニュー画面の絵がまた変わっていてみんな晴れやかに希望に満ちた雰囲気になってるのが感慨深くも嬉しい。
ライザは動力となる「赤の輝石」を調合。が、これでもまだ駄目。結局今作の目玉要素のレシピ変化からの「真紅の輝石」を調合することで無事装置が稼働。あとはタオが島の制御をしてクーケン島は無事沈没を免れた。そして頼みの淡水化装置の稼働も成功。島も水も救えた。これでやれやれ一段落…ではなく。まだライザたちには大切な仕事が残ってる。オーレン族に水を返さなきゃ終われない。急ぎキロの元へ。
こうゆう展開ならボオスも一緒に連れて行ければいいのに、と思ったらそもそも既に先に行っていた。統率を失ったとはいえまだフィルフサの大群がいる異界だってのにヤムチャしやがって。これも恋する女のために男を見せなきゃ、ってことかな。そんなムダ話をしてたら当のボオスがキロとともに現れちゃってすっかり彼女連れの面かよ。
早速ボオスはオーレン族の水源に向かってありったけの想いを込めて振るう。ボオスはキロと共にいたのはそんなに長くないのにこれだけ彼ら彼女たちへの強い想いを共有してくれてるんだからほんと根は優しい奴なんだよね。ただ表現の仕方が不器用なだけで。そうして水が大地に戻った。あとは水を嫌うフィルフサが去り元の緑豊かな自然が戻るのを待つのみ。想い込み上げたのかキロは深く被ってたフードを脱いで今この瞬間を喜んでくれている。さ、ボオスと熱い抱擁を。
まだめでたしにはならずこの異界へ続く門を封印しないといけない。折角かけがえのない友と出会えたのに惜しいが…。でもまたこの大地を侵入者共に荒らされてしまっては元も子もない。寂しいけれど仕方のないことだ。キロはこの聖地が長い長い年月を掛けて元通りになるのを同胞の帰りを待ちながら見守っていくらしい。そして同胞にはかつてとは違う良き錬金術士と仲間たちが聖地を救ってくれたことを伝えてくれるとのこと。というかリラやキロの種族の寿命ってどのぐらいのスケールなんだ。あとここも重要シーンのはずなのにフルボイスじゃないってどうゆう了見なんでしょう?
門は封印。とはいえゲーム的にはマップから異界へこれまで通り行き来出来るんだから滑稽だよね、とマップ見たら異界はグレーアウトしていてほんとに出入り出来なくなっていた。ボオスは愛するキロともう会えないことになるけど本人はいつかきっと自分なりに異界へ行く方法を見つけてまた会いに行くって息巻いてる。やはり愛はどんな障害も乗り越えられる究極の魔法の力だ。
アトリエに帰還すると「禁止区画に入ったため、ゲームプレイの録画を一時停止しました」という例のアレ。発売から1年以上経ったけどまだガードはされてるんだね。
ライザたちの大冒険は誰にも言えないけどなんてことない日常が戻ってきていた。村はもう水をブルネン家に頼る必要がなくなることになるけどモリッツはどうなるのか。でもこれまで取り仕切っていた商魂があるのだから水を失ってもまたいつものように村を仕切っているはずさ。ある意味彼が村の長だしね。
みんなのそれぞれの道が決まる。クラウディアは父親と新たな商売のため、レントは武者修行、タオとボオスは王都への留学、アンペルとリラは新たな遺跡調査、いずれこの島から出て新たな新天地へ旅立つ。でもライザだけは…とはいえ今は悲しんでる場合じゃない。盛大にお別れ会しなきゃ。そのために島のみんなに声かけて手配。これが最後の島巡り。みんながみんな穏やかで暖かく。以前のようなアンペルやリラに対するトゲトゲしさも微塵のカケラもなくなった。島の民度は少しは上がったかな。
ライザの目標はやはりクーケン島付きの錬金術士として今後も引き続き頑張っていくことになった。確かに装置が数百年後に動力切れを起こすのならそれを見据えた解決手段を見つけないといけないし淡水化装置のさらなる普及、さらに現状浮いたままらしい島の地形の解決もしないといけなくてなるほどやることは山積してる。そういった件の解決手段はまだ漠然としてるけどそれをいつか見つけるのが今後の目標。もし全て片付いたらクーケン島を出る、つまり続編がああなるわけだから片付いたってことになる。確かにライザならなんとかしそうだったしやりかねないしね。クラウディアはライザなら絶対やれるって太鼓判押していて続編を予知していた。いつかまたこの仲間たちと集って今みたいに和やかな光景を見たいね。仮にみんながすれ違うことになってもここにかけがえのない道標、みんなの隠れ家、ライザのアトリエがあるのだから大丈夫。というかひとり奮戦して一番成長したボオスもこのイベントスチルに入れてあげて。
そしてエンディングへ。なんてことない島と暮らしだけどなんてことはない大冒険があった。そして今後もなんてことない日々を守りながらなんてことのない素晴らしい日々を送っていく。
最後に微笑んでくれたライザの笑顔が眩しい。この笑顔を見るためにここまで頑張った甲斐があったというもの。ここのシーンはなまる二重丸、満点。
これにてメインストーリーはクリア、でもまだサブクエなどやり残しは山積。もうちょっとだけ続くんじゃ。
[ Close ]