前回アーシャのアトリエのサントラのレビューをしたが(アーシャのアトリエのサウンドトラックを購入・感想 | 妄想シンフォニー)今回はボーカルアルバムのTwilight Hour アーシャのアトリエ ボーカルアルバムも買ってあるので早速レビューをしていこう。

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OSTと違ってブックレットは普通の紙で内容はタイトルと各曲のクレジットと歌詞だけとオーソドックス。字は相変わらず小さめだけど許容範囲か。再生環境はOSTの記事と同じ。

歌ものは苦手なこともあってコメントが難しい。取り敢えずどの曲もアーシャの世界観を歌でもサウンドでも的確に表現してあって聴き応え満点なことは確かだ。

感想

花標(OP|曲・詞:柳川和樹 歌:野見山睦未 ギター:Dani パーカッション:土屋吉弘) ・・・ この透明感あふれるアコースティックなサウンドと物憂い儚げな歌声に沈潜させられる。OP曲としては盛り上がらない曲調だけどこの盛り上がらなさがこの世界観にぴったりで逆に気分を高めてくれるな。遠いどこかへと 辿り着くようにという歌詞がこれから始まるという予感を起こさせゲームのOP曲に相応しい。

Mystic Pendulum(OP2|曲・詞・歌:RURUTIA) ・・・ ソフィーのアトリエで即ファンになったRURUTIAさんはこの頃から参加されてたんだな。今回はちょっと切なくも情熱的。解説見たら黄昏な大地の世界をアーシャたちが旅していく様を表現したとあって花標がアーシャ個人を描いたミクロ視点だとしたらこちらはマクロ視点だろうか。ただ歌詞見ると生まれる前からずっととか転生の果てにとか覚醒してくとか、イグドラシルの心情を歌ったようにもとれる。曲名も訳すと神秘的な振り子だったりするしね。ま、この辺は各々の主観だな。

いばら(お昼寝イベント|曲・詞:柳川和樹 歌:やなぎなぎ ギター:Dani パーカッション:土屋吉弘) ・・・ アーシャの旅の途中で少しひと休み的に流れた歌。歌詞では僕と君となってるけどこれもアーシャとニオとを書いた歌だろう。諦めずに誠心誠意願い続ければいつかは叶う…アーシャはみんなが尻込みする中いばらの道を選ぶ。きっとお昼寝中の夢の中でもニオを取り戻そうとずっと願い続けてるんだろう。解説によるとアーシャにも聴こえてるゲーム内音楽ということでアーシャとそしてプレイヤーへのエールでもありそうだ。アーシャの世界で流れてる曲だからということで電子音があるわけはなく生音主体なサウンドが心地いい。というかあの世界でも結構こうゆう今風?な音楽があるんだなw

Stargazer (古の誓いの竜戦|詞:青木香苗 曲:阿知波大輔 歌:紗也 ギター・ベース:Dani) ・・・ ユーリスが一族悲願であり男の戦いでもある竜退治で使われた戦闘曲。プレイ記事で書いた通りろくに聴く間もなくあっという間に終わったがw 曲は正統派ロックテイストで熱く迸りボーカルは芯が強くてユーリスっぽさがあるけど歌詞はやはりアーシャとニオの想いを歌った感じでもある。Stargazerとは星を見つめる者という意味。アーシャのニオに会いたいという想い、ユーリスの竜を倒したいという想い、それぞれの願いよ星に届けっていう意味もあったりするのかもしれない。

黄昏(光る花イベント|詞:青木香苗・下田祐 曲:下田祐 編:阿知波大輔 歌・マンドリン・スレイベル:妙 ギター・ブズーキ・ベース:Dani) ・・・ 日食で光る花を手に入れた時に流れた歌。黄昏に包まれたこの大地をアーシャがニオを探して彷徨いながら感傷的に歌う姿が思い浮かぶ。悠久の時の流れを感じさせられる哀愁に満ちた楽曲が堪らない。ひたむきに朗々と歌い上げる妙さんの歌にも心打たれる。

MARIA(ラストボス戦|詞:青木香苗 曲:阿知波大輔 コーラス:霜月はるか ギター・ベース:Dani) ・・・ OST3曲目の導きのメロディーに乗せて霜月はるかさんの多重コーラスが雄大に響き渡るラスボス曲。悲壮感に包まれてて全くラスボス曲らしくないのには理由がある。あの当時はそんなに実感なかったがこの戦いは望まざる戦いなんだよね。お互い正しいことをした結果がこうなってしまった不幸。戦ったあとどこか虚しさが残る…きっとそれが正しい反応だったんだろう。曲名はMARIAだが曲調にもアヴェマリアっぽさがありやはりそれに似た祈りが込められてるのかもしれない。Daniさんの唸るギターソロもいいスパイスになってる。

宵の星(ラストボス戦後イベント|詞・曲・歌:中島優美 演奏:チリヌルヲワカ) ・・・ アーシャとニオ、それぞれが離れてた時を振り返りつつこれからを歌った感じだろうか。Mystic Pendulum同様に完全外部の楽曲だがこれまた素晴らしい。どこか郷愁を誘うレトロさがありポップスさもありバンドサウンドも実に耳に心地いい。そしてちゃんとアトリエシリーズの曲っぽく仕上げるセンスの良さとオーダーに応えられる音楽性の高さ。岡村Dの彗眼力の賜物だな。

夢を織る家(ニオ救出後アトリエテーマ|詞:青木香苗 曲:阿知波大輔 歌:霜月はるか ギター・ベース:Dani) ・・・ 裏表もなく詮索しようもない正統派なアトリエテーマ曲。聴いてるだけでウキウキしてしまう。歌詞もアトリエでの毎日の暮らしや採取地への冒険などアトリエ要素満点で楽しい。やはり阿知波さんの曲に霜月さんの歌声は王道を征く良さがあるな。

Altair(ED|詞:青木香苗 曲:阿知波大輔 歌:Annabel ギター・ベース:Dani) ・・・ アーシャのニオを大切に大切に想う気持ちが歌に込められてて聴いてるだけで泣ける。Annabelさんの切ない歌声がこれまた泣かせる。歌詞のずっと歩いていこう…ニオの最後のキャライベントでもあったゆっくりがんばろうっていうのにも繋がってるんだろう。二人の再出発に相応しい素敵な歌だ。

まとめ

というわけで全9曲中全曲お気に入りとなった。歌ものが好きじゃない自分にしては珍しく大ヒットで琴線に刺さりまくったな。買う前は花標みたいな沈潜する曲ばかりだったらよかったとか思ってたけど実際こうしてバラエティに富んでた方が色々なアーシャの世界やキャラの気分になったり思いを巡らせることが出来て良い。あとMARIA以外は全て日本語歌詞ってのがいいんだよね。やはり日本語の方が一聴してすぐ歌ってる意味が分かるからダイレクトに心に響いてくれる。英語だと一旦脳内で英訳するフィルターがいるし分かんない単語の場合はスルーするから歌に対して段々と思索を巡らさなくなってしまう。その辺のディレクションもよく分かってるなと思う。

というわけでOST同様にかけがえのないアルバムとなった。アーティストのみなさまスタッフのみなさまありがとうございました。さぁエスロジの歌の世界観はどうなってるか楽しみだな。

Twilight Hour(トワイライトアワー)アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~ボーカルアルバム
ゲーム・ミュージック, ガストサウンドチーム, 野見山睦未, Rurutia, やなぎなぎ, 紗也, 妙, 霜月はるか, チリヌルヲワカ, Annabel
株式会社ガスト/フロンティアワークス
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