2017年8月04日更新

プレイ日記最終回記事(エスカ&ロジーのアトリエ Plus プレイ日記Part16)で今回の楽曲は今ひとつ刺さらなかったからサントラは買わないと断言したのに結局買っちゃったというw まぁアーシャのアトリエもシャリーのアトリエもOST買ったんだからエスロジだけ買わないってのもあれだしね。

escha-logy_ost_01.jpg

それに既にエスロジボーカルアルバムも買ってるんだしリアルでエスカとロジーを会わせてあげないのも可哀想だろう。これはある意味ジャケ買いというかメーカーの売り出し方にまんまとハマったようなものだな、というのをアーシャのアトリエOST記事でも書いた気がするw こうなるとシャリーのアトリエのボーカルアルバムも買わないといけなくなるわけだが…(後ほど購入)。


escha-logy_ost_02.jpg

今回のOST感想はそうゆう事情で買ったものなので特に気に入ったり書いておきたい曲のみ挙げてひとこと感想にとどめておこう。リスニング環境はヘッドホンはAKG K712 ProとオーディオカードはAsus Xonar Essence STX、再生はfoobar2000。

ブックレットには何故か演奏者がどの曲を担当したかは一覧でしか書かれていないがゲーム内のEXTRAコンテンツに作曲者コメントとして紹介してくれてるから助かる。こうゆう情報は自分にとってやっぱり大事なんだよね。

escha-logy_ost_07.jpg

DISC1

03.秋の崩壊 -Autumn Collapse-[作:下田祐]・・・叙情的ながらもノイジーで退廃的な雰囲気が心地いい。このサウンドがエスロジの世界観を端的に示してるように思う。

04.空が赤色だから[作:下田祐、フルート:今井研二]・・・侘しい音とメロディで寂寥感漂わせつつも暖かみのある笛の音に黄昏れる。後半の盛り上がりには希望を感じさせられるかのようだ。

05.万里一空[作:下田祐]・・・軽快でお洒落な雰囲気でワールドマップ音楽としては意外な曲調だがこれもひとつのあり方。

06.パヴァーヌ[作:菊田裕樹]・・・静謐でありながらも変化を追い求めるかのような、そんな哲学を感じさせる音楽。菊田さんのコメントが深い。聖剣伝説っぽさが一番感じられもする。

07.わが名はレジオン[作:菊田裕樹]・・・エスカ編から始めたこともあって最初は『Updraft』より印象に乏しかったがよくよくしっかり聴くと実に完成度が高い緻密な曲。特にベースラインが格好いい。

08.光を越えて[作:下田祐]・・・下田さんは菊田さんに感銘を受けてこの世界に入られたらしく戦闘曲→戦闘勝利曲で繋がりを感じさせるコラボは微笑ましい。作曲者名を知らなかったら菊田さんかと思うぐらい寄せていてさすがプロだ。

09.Fulcrum[作:阿知波大輔、ギター:Dani]・・・阿知波さんの戦闘曲はベタだけどストレートな熱さがあるからやはり良い。今回はいつものテイストより音が色鮮やかで華やかさマシマシ。

10.大いなる業[作:下田祐]・・・ロジーはお洒落にクールに錬金術。そこはかとなくアダルティな色気もある。下田さんのコメントによるとカンタベリージャズロックとのこと。こうして色々なジャンルの曲を聴けるのも多人数作曲家制ならでは。

11.空を見上げて[作:阿知波大輔]・・・侘しさと希望を感じさせるロジーのテーマだが後発のシリーズではロジーのテーマには『空が赤色だから』が使われてしまい不遇ではあるw

12.りんごの木[作:阿知波大輔、ギター:Dani]・・・牧歌的で暖かくも物寂しい。ふたりのことを想うと涙なくしては聴けない。

13.お嬢さん、一緒にりんごを食べませんか?[作:柳川和樹]・・・寂しく儚げなテーマ曲になってるのが機械のオートマタ、クローネらしさを表しててやはり切ない。リピート入る直前の「Ah~」って言ってるかのような効果が面白い。クローネを表してるんだろうか。

14.羽休め[作:柳川和樹]・・・お気楽に楽しく賑やかに。可愛らしい笛のメロディが好き。

15.傍らに咲く花 part2[作:柳川和樹]・・・飛び跳ねるような前作の曲から等身大な明るさは留めつつも大人に成長したニオを感じさせられる眩しさ。サビの部分はこのアレンジでも心を打つ切なさにときめく。

19.Kitchen Dance[作:柳川和樹、ギター:Dani]・・・Daniさんのギターが滾る。そしてブラスも重ねて色々盛々な作りが楽しくもノリノリで熱い。酒場は滞在時間短いこともあってあまり曲が印象に残っていなかったんだがサントラとして聴いて初めて良さが分かった。

21.Special Finest Tippy Golden Flowery Orange Pekoe[作:下田祐]・・・ジャズのセッションみたいな雰囲気が心地いい。

24.Hummingbird[作:阿知波大輔]・・・ジャジーでオシャレで優しげでこれならチュートリアルの勉強も捗る。

26.ベリーの弾丸[作:阿知波大輔]・・・サイファーには悪いがこれはDaniさんの華麗なるギタープレイを聴く曲だ。

29.錬金術士エスカちゃんの事件簿[作:下田祐]・・・イントロの怪しげな雰囲気が面白くこうゆうエキセントリックなサウンドは下田さんならでは。

30.空と気球と気候地形学的太陽の物語[作:下田祐]・・・いざ冒険へというワクワク感だがこういった王道路線でもプログレ感があるのも下田さんならでは。Bメロのノイジーで陰りが出るところが意味深くて好き。ティンパニの重低音もいいスパイス。

32.六角形の集積 (PV使用曲)[作:柳川和樹]・・・そのまんま歌に出来そうなぐらい切なくも爽やかでとにかく格好いい曲。PVだけでしか使われなかったのがもったいない。

DISC2

01.朝霧のピチカート[作:阿知波大輔、ギター:Dani]・・・まさにエスカらしさに溢れた曲で調合中つい一緒にハミングしてしまうぐらい高揚感と切なさに包まれる大好きな曲。1ループしかしないのが残念。

04.丘のふもとで[作:阿知波大輔]・・・清らかさで心が洗われるようだ。

05.名のなきかの地へ[作:阿知波大輔]・・・旅愁といった趣き。やはり笛の音が心に響く。

06.朽ちゆく光[作:阿知波大輔、ギター:Dani]・・・最初は静だけど段々と闘志が燃え上がっていく展開が力強くてひたひたと胸に迫る。

07.Updraft[作:柳川和樹、ギター:Dani]・・・流れるように颯爽として快活なのがエスカらしさ。戦闘曲なのに仰々しくないのもエスカらしさ。チャーミングで楽しい戦闘曲だ。

08.高度を上げて[作:柳川和樹]・・・華々しく撃破し意気揚々としたエスカの声が聞こえてきそうだ。昨今のアトリエシリーズ勝利曲で一番好き。

10.Don't Panic[作:下田祐]・・・異形の相手にうってつけな癖になるサウンドの面白さと熱いボルテージ。間奏に入る直前のメロディが格好いい。

11.ドロシアの虎[作:菊田裕樹]・・・ボス戦におけるプレイヤーのドラマをサポートする表現。菊田さんの考えは深いがそんなことは関係なくお洒落で格好いい曲だ。

12.Cliff of Burned Place[作:下田祐]・・・FM音源も動員して作曲する下田さんのこだわり。今の時代にはこの音が癖になる面白さだ。

19.発芽(ゲンミナティオ)[作:下田祐]・・・わちゃわちゃとしたサウンドと可愛いメロディが楽しい。鍵盤リコーダーというのを初めて知った。

25.G protein-coupled receptor[作:下田祐]・・・朗らかな曲だがこのタイトルにはつっこまざるを得ないw

26.背伸び[作:柳川和樹]・・・ミーチェのテーマだけあってちょっと貴族然とした雰囲気。後半の高貴さのあるサビが好き。

27.シミュラクラ[作:菊田裕樹]・・・可愛らしく人懐っこくそれでいて不可思議さ。

32.遥かなる思い出[作:下田祐]・・・淡く切なくて彼女のことを想うと胸が締め付けられる。

DISC3

01.双翼[作:柳川和樹]・・・大空に羽ばたいてどこまでも広がりゆく景色。『万里一空』とのコントラストで希望と喜びいっぱい。

02.狂雲を抜けて[作:柳川和樹]・・・突き抜けるトランペットの鳴りっぷり。柳川さんのオケ曲は鮮烈で格好いい。

04.未知に満ちた道[作:柳川和樹]・・・どことなくライヒとかのミニマルっぽいと思ったらやはり。バスクラとかが思いっきりそうだなw

08.約束(黄昏の丘)[作:下田祐]・・・今作メインテーマ。素敵な曲も作れてピアノも上手いハイスペックな下田さんに震える。

09.硝子の鍵[作:柳川和樹]・・・切なく儚げに。

10.それいけ!カイハツハン[作:柳川和樹]・・・柳川さん得意の吹奏楽の腕を遺憾なく発揮。もう聴いてるだけで楽しくて吹きたくなる(吹けないが)。

13.夕べの調べ[作:木下秀幸]・・・切なげなピアノ曲だがサビのエールを送ってくれるかのような優しいメロディに癒される。

15.はたらくひとのラグタイム[作:木下秀幸]・・・みんな楽しくダンスしてる情景が思い浮かぶ。木下さんは3曲しか作曲で参加されてないけどどれも素敵な曲を書かれる。

17.Shall We Talk[作:下田祐]・・・色鮮やかな異国情緒さがあってこれも下田さんならではのユニークなサウンド。

20.蒼天の空を飛ぶ[作:下田祐]・・・目的に向かって孤軍奮闘という感がありあながち合ってもいそうだ。

21.寝る巣[作:柳川和樹]・・・アンビエント的なサウンドの心地よさとアーシャのアトリエ『眠る地』のメロディが入る意味深さ。

22.逆光[作:柳川和樹]・・・世界の果てに思いを馳せそして過去を思うと切なく心に沁み入る。

26.FJ:journey[作:浅野隼人]・・・記念すべき浅野さんのデビュー曲。数十秒という制約があるフィニッシュジングルで耳に残る曲を書くんだから大したものだ。

31.甘いご褒美[チリヌルヲワカ]・・・今ここから旅立つ希望の未来へ。

32.燃える夕焼け-Goodbye Dusk Sky-[作:下田祐]・・・グランドフィナーレはこれまでのメインテーマ3曲で振り返る王道。『双翼』のサビの間のフレーズがノイジーにしてるところがらしくて好き。


今作は王道のいつものアトリエ曲の中にジャズ的だったりプログレ的だったりする尖った曲がいっぱい混じっていて他のアトリエシリーズよりバラエティに富んだサウンドだった。このとっ散らかりっぷりが個性豊かなキャラ揃いのエスロジっぽくある。主要な曲を担当し手掛けた曲も多い今作のサウンドの顔的存在は下田祐さんになるだろうか。落ち着いたテンポの曲やイベント曲などは良い仕上がりだけど戦闘曲や激しい場面の曲は持ち前のプログレ魂に火がつくのか派手で歪んだサウンドが加速しててちょっとついていけなかったりも。気持ちいいサウンドのプログレは好きだけど歪なサウンドのプログレは合うときは合うが基本はあんまり好みではなくてね。でも下田さんのそういった色々な振り幅の曲は意外とエスロジの黄昏な世界観にはピッタリ当てはまってて音楽を聴いてると自然に情景やプレイしてたときの気持ちが思い浮かんでくるんだから表現力に唸らせられる。作品テイストとぴったり当てはまって適材適所だったということだろう。ただもしリアルタイムでアトリエシリーズ追いかけててエスロジの音楽聴いたなら今後のアトリエ音楽の方向性に不安を覚えそうではあるw

あくまでも自分の再生環境と主観による感想だがOST自体の音質の感想だが音圧がほかと比べて少し高いような。前作アーシャのアトリエやフィリスのアトリエなど他のOSTで心地よく聴けたボリューム位置で聴くと今作はそれより少しボリューム落とさないとうるさいと感じる。多分マスタリングとかの関係だろうか。ちなみにエスロジのボーカルアルバムはこれよりもさらに音圧が高めな感じがある。特に2曲目『ミルク色の峠』がクリッピング、つまりビリビリビリした音割れが多い。同じアルバム3、8曲目でも度々発生してる。ミルク色の峠はOSTにショートVerとしても収録されてるんだけどこちらは不満ない音圧でクリッピングは発生しない。同じチリヌルヲワカ曲だとボーカルアルバム13曲目『甘いご褒美』ではクリッピング発生してないように聴こえる。歪み系エフェクトでかき消されてるんだろうか。音圧もOSTに収録されてるのと多分同じな気がする。だから何でミルク色の峠だけああなったのかは謎だ。


ちなみにボーカルアルバムの軽い感想としては特に気に入ったのは南壽あさ子さんの『回遊魚の原風景』。ノスタルジーで素朴でいつまでもずっと聴いていたいぐらい心に染み入る。柳川さん作曲、天乙准花さんの歌の『りんごのねごと ~ Ring on one, go to...』は天真爛漫なエスカらしい可愛らしさがあって好き。あとインストゥルメンタルだけど浅野隼人さんの『Intro~Towards the twilight~』も素晴らしい。ガストに入りたての頃だと思うけど早くも浅野さんらしいセンスを開花させてるんだからすごい。


というわけで色々細かな不満はあったものの何だかんだで全96曲中58曲も何度も聴きたいお気に入り曲があった。買う前はゲーム中で聴いた印象からもっと少ないかと思ったし実際最初に通して聴いた時はもっとお気に入りは少なかったんだけど何度も聴いてるうちに良さが分かってきて好きになったな。OST中大体半分以上も好きな曲があったんだから十分いい買い物だった。他のOST記事でも何度も書いてるがやっぱゲーム中ではなくOSTとしてしっかり聴いていかないと曲の本質は分からないな。

エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~オリジナルサウンドトラック
チリヌルヲワカ
株式会社ガスト/株式会社フロンティアワークス
関連記事
  • web拍手 by FC2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks