2018年12月10日:制作予想更新

閃の軌跡でカレイジャスに乗ったときの音楽をきっかけにまた空の軌跡3rdの音楽が聴きたくなったのでサントラを購入。今さらながらだがクリアした当時(2009年9月)はあまりOSTを買う習慣というかそもそもOST自体に興味がなかったからね。しかし久々に3rdの記事カテゴリ見たけど文章がひどいものだ。あの頃の自分はどうかしてたな。さすがに書き直すのは面倒過ぎるのでやらないけど。

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2007年発売だし既に各所で散々レビューされてるだろうしプレイ自体も結構もう忘れちゃってるので改めての細かい感想は書かず特にお気に入りの曲だけを挙げていこう。特にお気に入りの曲にはマークを付けた。

リスニング環境はヘッドホンはAKG K712 PRO、オーディオカードはAsus Xonar Essence STX、再生プレイヤーはfoobar2000でFLACコーデック。最近ゼンハイザーHD598に飽きてまたAKG K701 PRO使い始めたけど以前より音の出がよくなった印象。特に低音が明瞭になった。エージングが進んでようやく本来の能力を発揮してくれるようになったのかそれともただの気のせいかw(記事:HD598に続き AKG K712PRO を買ってしまいました

感想

DISC1

#4. 始まりの地 ・・・ ハープのアルペジオと荒涼とした空間に広がる綺羅びやかな音の木霊が印象深く虚ろで物憂い感覚を掻き立てられる。最後の語りかけてくるかのような展開が意味深い。ああゆう世界観になってる今作のゲームを象徴するかのようなサウンドだ。

#5. レクルスの方石 ・・・ 『始まりの地』同様に幻想的な曲だがあちらが静とするとこっちは事態の急が刻々と迫ってる緊迫した雰囲気でこれもまた聴き入る。中盤の少し慰めるかのようなメロディの余韻に感じ入る。

#8. これが真の実力や! ・・・ 颯爽としたイントロの後のマーチ調の部分が吹奏楽って趣きがあって堪らない。27秒辺りのハーモニーとか特に大好物。

#9. 隠者の庭園 ・・・ クールなサウンドの伴奏にのせてのダンサブルなグルーヴ感が実に痛快。ついついノッてしまいたくなるリズムの心地よさ。ピアノやブラスっぽいサウンドでも盛り立ててお洒落にスタイリッシュに決め込むこのセンスに惚れ惚れ。

#11. Determination of Fight ・・・ 空の軌跡シリーズ伝統のジャズテイストな戦闘曲。クールながらも快活で明るい曲調となってて戦闘曲らしくないお洒落さだけど3rdの幻想的な世界観には打ってつけ。ピアノと笛のユニゾンでリズムにのせながら駆け抜けるサビが特に好き。

#13. Genuine Devil ・・・ イントロの迫力にたじろぐオケ戦闘曲。これが流れるときの相手は異形の悪魔だったからより印象深くプレイ当時み耳に残ってた。熱く勇壮なホルン、切なげなストリングスにも胸を打つが後半主題がブラスで高々に鳴り響くところはベタな展開だけど闘志を滾らせてくれた。

#14. 女神よ、お慈悲を… ・・・ チェンバロによるやり切れない悲痛な想いが心に響いてくる。ストリングスが入るとより侘びしく物悲しく…。ゲームオーバー音楽ということで人生の終わりのときもこんな素敵な音楽が流れていて欲しいものだ。

#15. 想いの眠るゆりかご ・・・ ピアノによる慰めるかのように優しく語りかけてくるメロディが琴線に触れてくる。これが流れたシーンはああいった場面だったかな…。

#16. 異界 ・・・ 幻想的でひんやりと荒涼した空気感が堪らない。力強い盛り上がり中盤はどこか切なくも諦観としたセンチメンタルさがあって胸に迫ってくる。持続的なリズムの打ち込みなど構成的にもどことなく『最後の選択』に似てる気がしないでもない。

#18. 君を忘れてた ・・・ 何故かあるギルバートのテーマ。この手のコミカルな曲は苦手だけどじっくり耳を傾けてみると意外とメロディが良くて色々な音が飛び出すパレードみたいな趣きがあって聴いていて楽しい。

#20. 大切なもの ・・・ やはりこの曲も慰められるかのように心に響いてくるが今回は少し心暖まる優しさで満たされてゆく。またタイトルバック曲の『仄かに煌めく光』とメロディが使われていて意味深くもさせてくる。

#21. 幻影の蒼い花 ・・・ 奮い立つようなリズムのポジティブさに心揺さぶられる。その後の笛の音の軽快なメロディも爽快。

#23. 虎穴に入りて虎児を得よ ・・・ プレイ時は確かやたらド派手な曲が流れてるなという記憶があるw とにかくサビの情熱的に漲る勇壮さが格好いいしヴァイオリンに引き継がれていくとより胸に響いてくるドラマチックさが魅力的だ。

DISC2

#1. 光と影の迷宮 ・・・ 侘び寂びのある伴奏が望郷の念を掻き立ててくる。ミステリアスで思索するかのような雰囲気も心地良い。

#3. 紫苑の家 ・・・ ゲームプレイ時一番惹かれた曲。心が洗われるような無垢な清らかさに安らぐ。

#4. 追憶 ・・・ 何とも言えない陰鬱で沈潜とした雰囲気が堪らない。切なくも悲壮なメロディが広がっていき胸がしめつけられるようなやり切れなさでいっぱいになる。

#5. 煉獄の階段 ・・・ 祈るようなイントロのあとの何ともやるせない重苦しく沈痛な雰囲気で沈み込む。使われた場面を思うと想いが堪えきれない。鐘の音とともにストリングスで切々と歌われていくとさらに心に沁み入る。

#6. 深淵 ・・・ これもダウナーな雰囲気だけど歪んだシンセなどのせいかちょっとコミカルさもある奇妙な曲。異形の悪魔だらけなフィールドに相応しくもある。後半からそんな悪魔たちに負けない勇壮なブラスの響きで鼓舞してくれる。

#8. 最後の選択 ・・・ 6年後にまた会うことになる運命の曲。この曲は当時も今でも3rdで一番好きな曲のうちのひとつ。そして軌跡シリーズでも上位に好きな曲。最後の審判かのように断続的に刻まれるパーカッションのリズムと勇壮なメロディには心を揺さぶられ胸も高まり奮い立たせてくれる。ただ単に力強い盛り上がりなだけじゃなく少し感傷的な情感もあって感慨に浸らせてくれる。彼を通じてあのメンバーに橋渡しをしていく曲になるかと思うと特に…。

#10. 荒野にそびえし威容 ・・・ 聴きどころは希望の光が見えるかのような後半のコーラス入りの勇壮なメロディ。確か幻影城に最初に着いたときのイベントで流れた記憶。『最後の選択』とはテイストが違うがこちらも勇気をくれるような曲だ。

#11. 幻影城 《Phantasmagoria》 ・・・ ティンパニの力強い伴奏だけでも格好いいがサビのストリングスとスネアとティンパニでリズミカルに畳み掛けるところが特に格好よくて恍惚。当時から好きで耳に残っていた曲だな。

#14. Banquet of frenzy ・・・ ラスボス戦曲『夢と喧噪の聖地』よりこっちのほうが気に入ってる。壮麗なイントロには高まり低音のリズムの打ち込みをともなったAメロの部分も格好いい。全体もドラマティックで聴き応えあり。

#16. またいつか会うために ・・・ エステルたちやみんなとのお別れ曲。ゲームプレイ中、センチメンタルなこの曲の効果もあって思わずうるうるとさせられてほんと終わって欲しくない感傷的な気分になっちゃったな…。あんな感情を抱いたのはゲームでは初めてだったかもしれない(その後そんなゲームがどんどん増えていった)。あの時の思い出が蘇ってしんみり。「あたしたちの言葉をあの子に…」年月を経てそれが叶ってほんと救われた。語りかけるかのようなメロディの一節にはこみ上げてくるものがある。

#17. 仄かに煌めく光 ・・・ サントラ最後にあるタイトル曲であり今作のメインフレーズ大元の曲。ピアノでお洒落に奏でるも根底に流れるどこか寂しく切なげな表情。最後のあてどもないような調べが胸に響いてくる…。

#20. 爆釣王よ永遠に ・・・ 昭和のアイドル曲っぽくて実にチャーミングの極み。シリアスだったり激しかったりな曲が多い中で心休まるひととき。ただ休まり過ぎてこのOSTでは少々浮いてるのでミニゲーム系の曲は後ろにまとめられてる配慮。

制作予想

=園田隼人氏、=宇仁菅孝宏氏、=竹下遼氏、*=ブックレットに担当記載あり

CD1

1. Cry for me, cry for you【竹/編:神*】 / 2. 飛行客船ルシタニア号【園】 / 3. 強襲【園】 / 4. 始まりの地【宇】 / 5. レクルスの方石【宇?】 / 6. 招かれざる者【園】 / 7. Fighting Right On【竹】 / 8. これが真の実力や!【園】 / 9. 隠者の庭園【宇】 / 10. 翡翠回廊【竹】 / 11. Determination of Fight【竹】 / 12. Close to the Brink【竹】 / 13. Genuine Devil【園】 / 14. 女神よ、お慈悲を…【園】 / 15. 想いの眠るゆりかご【竹】 / 16. 異界【宇】 / 17. 宵闇の王城【園】 / 18. 君を忘れてた【竹】 / 19. 金の道、銀の道【竹】 / 20. 大切なもの【園】 / 21. 幻影の蒼い花【竹】 / 22. 動かぬ世界【宇】 / 23. 虎穴に入りて虎児を得よ【園】 / 24. The Crimson Stigma【竹】 / 25. 影の王【園】

CD2

1. 光と影の迷宮【竹】 / 2. 黒の方舟【園】 / 3. 紫苑の家【園】 / 4. 追憶【園】 / 5. 煉獄への階段【宇】 / 6. 深淵【園】 / 7. Masquerade of Lies【竹】 / 8. 最後の選択【宇】 / 9. Overdosing Heavenly Bliss【竹】 / 10. 荒野にそびえし威容【園】 / 11. 幻影城 《Phantasmagoria》【竹】 / 12. 御心のままに【?】 / 13. Cry for your Eternity【竹】 / 14. Banquet of frenzy【園】 / 15. 夢と喧噪の聖地【竹】 / 16. またいつか会うために【園】 / 17. 空を見上げて Ending ver【宇/編:神*】 / 18. 仄かに煌めく光【竹】 / 19. 山猫号反攻作戦【竹】 / 20. 爆釣王よ永遠に【竹】 / 21. Till the Night of Glory【竹】 / 22. 女神の機嫌は時の運【竹】 / 23. 空の謎は軌跡でポン!【竹】

解説

竹下氏はご本人の担当公開もあったし仮になくても個性が際立ってるから明快。あとは園田氏か宇仁菅氏かの二択。園田氏と宇仁菅とでは曲の響きが少し違う。宇仁菅氏のほうがクリアで整然としていて園田氏は少し奥行き感がなく平面的な印象で響きもやや濁り気味。その差をいかに聴き分けていくかが判別する鍵。もちろん曲調などでも判別していき一聴して分かる曲は簡単だが特に緩徐系の曲は難しい。ストリングスが入れば手がかりになるけど僅かにしか鳴っていなかったり他の楽器にかき消されたりして余計難しい。さらに判断を難しくさせてるのが全体が遠目の音像となっててやや輪郭がぼやけた音質となった今作OSTのマスタリング。

まとめ

全49曲中で35曲もお気に入り曲があってさすが軌跡シリーズの楽曲は強い。個人的には激しい曲より心に沁み入るような曲が特に胸に響いたな。ただ最新の楽曲の音を聴いたあとだとやはり打ち込み音源の古さは否めないし音質も中低音が引っ込み気味、高音域が腰高でシャリシャリしてるしシンバルとかの音も実在感がなく薄っぺらい。音像もやや遠目でもどかしさがある。それでもやはりファルコム黄金期の楽曲の数々は今でも十分通用する普遍性があって名曲は決して色あせない。

Evo版のアレンジサントラも出てるけど評判悪いっぽいのかな。サントラってゲーム中の思い出補正や刷り込みとかあるからアレンジ曲はどうしても分が悪い。ま、気が向いたらいつか買おう。

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