前回はサントラの感想を書いていったが(記事:リディー&スールのアトリエ オリジナルサウンドトラックの感想)、今回はプレミアムボックス付属のエキストラCDについて。今までなら一枚のCDだけだけど今回はスペシャルなことにそれプラス、お楽しみボイスCDといういわゆるドラマCDも付いてくる。登場キャラ的にもタイトル的にも特にネタバレにはならないだろうけど念のためトゥルーエンドを見てからドラマCDを聴いていった。早速ざっと拙い感想でも書いていこう。

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CD1

01. Opening theme prototype(songA)(矢野達也 以降敬称略) ・・・ 今作主題歌の特色、同時再生というギミックのプロトタイプその1。左chから聴こえるボーカルはFM音源な音色になっていてバックのオケはラフ状態と思われるがリズム隊に『キャンパス』の片鱗を感じさせる。

02. Opening theme prototype(songB)(矢野達也) ・・・ 片方の歌は右chから『ペインティング』に相当する予定のメロディ。こちらのバックはドラム主体。”songA”と同様にこの段階のメロディからはまだ今作主題歌らしさはあまり感じられない。

03. Opening theme prototype(songC)(矢野達也) ・・・ そして左右が合わさると今作のギミックのお目見え。このメロディが昇華されてそれぞれ『キャンパス』と『ペインティング』に発展していくのだろうか。それともボツになったメロディとなるのかな。もう少しこれについての解説なりコメントをブックレットに載せて欲しかったな。ちなみにサビ部分だけなので37秒という短さ。

04. 静寂の街 ~Countryside ver.~(矢野達也 編:中村新一郎) ・・・ 原曲は色々すったもんだがあったw(記事:リディー&スールのアトリエ サントラ 静寂になった静寂の街)。暫くはこの曲を本来の『静寂の街』代わりに聴いていたものだ。このアレンジでは田園風景広がる田舎の情景が思い浮かぶようなまさにカントリー風の牧歌的な雰囲気になっていて例えば新緑のオーダリアのリグレイン農園とかが合っていそうだ。バンドネオンの音がベタ打ち感あるけどこうゆうものなのかな。それともまだラフに近い状態だからなんだろうか。ピアノやマリンバが入ってさらに清爽で安らぐサウンドになり曲名とは裏腹に晴れた空のもと日向ぼっこしながらまったりと寛ぐ心地よさ。

05. 森のお散歩 ~Riverside ver.~(矢野達也 編:水上浩介) ・・・ 双子とオネットママやロジェパパたちとの朝の朝食風景といった爽やかな雰囲気の主題歌アレンジ。ヴァイオリンやベースとかはまだベタ打ち感あってやはりラフなんだろうけど味のある雰囲気だから本編で使われてもいいレベルに仕上がってる。

06. クローマ ~Orgel ver.~(矢野達也) ・・・ 主題歌『クローマ』を単にオルゴールの音色にアレンジしただけなのにこれがまた実にしみじみさせてくれる。オルゴールによる綺羅びやかな静謐感、そして何よりメロディから紡がれる暖かな幸福感を6分間も堪能させてくれるんだからこれ以上ない至福のひととき。歌詞はなくても双子合わさる「アトリエと~♪」という部分に差し掛かるとグッと来る…。ほんと改めて素敵な曲だな…と心に沁み入るね。今作のエキストラトラックスで一番の収穫だ。

07. 親父の鼻歌 ~Ultimate Climax ver.~(柳川和樹 編:矢野達也) ・・・ 今作では唯一の矢野さんによる他人のアレンジ曲だから貴重。それなのによりによって何故この曲なのだw 原曲が思い出せないぐらい大胆にアレンジされていて笛とストリングスで原曲のメロディがあらわれても全く別物の曲としか思えないぐらい。これはもう鼻歌というより壮大なオーケストラコンサートだなw 何となく本編制作で派生して作ったというよりエキストラトラックス用に遊び心で作ったという感じがある。

CD2

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01. 双子とフィリスの観光案内 - Scene 1 ・・・ 『ページをそっとめくって』をBGMに双子の自己紹介編。大体スーがかき回してリディーが苦労させられるのはいつもの光景w そこへメルヴェイユ初心者のフィリスがやってきて…というタイトル通りの展開へ。大体4話辺りの時間軸になるのかな。リディーが右chからスーが左chから、フィリスがセンターchと音が割り当てられてるから聴き取りやすい。

02. 双子とフィリスの観光案内 - Scene 2 ・・・ まずはアトリエがあるリュンヌ通りのテールの浜辺ってとこへ案内するが唐突にフィリスが服脱いで泳ごうとしたりして相変わらずの破天荒w さらには鉄板焼きもしようとしたり欲まみれだw

03. 双子とフィリスの観光案内 - Scene 3 ・・・ 次は『故郷を離るる歌 for リディー&スール』をBGMにメルク庭園へ。自身のアトリエテント設置してるのに名前も知らなかったとはw メルヴェイユルージュが紹介されていてなるほどね。というか本編のリアーネイベント、自分の目と鼻の先に欲しいものがあったんじゃないか。花繋がりでオスカーの名前も出てきたがすぐ置いておかれたw みんなで花かんむりを作ろうとしてたがスーの虫嫌いがここで発揮。『渋うにスープはもうやめて』が最後のほうだけSE的に使われていて面白いオチとなったw

04. 双子とフィリスの観光案内 - Scene 4 ・・・ 夕方になり今度は高台でメルヴェイユの絶景観光。確かにあの場所から見ると夕焼けのキャンパスと言われるのも頷ける美しい景色だった。そんなとっておきの場所を教えるほど双子とフィリスはすっかり親密な仲。フィリスからのお礼はやっぱりご飯。フィリスじゃなくリアーネが作るけどw そして今度はお化けネタでスーの悲鳴が響き渡るオチw 最後はフィリスがメルヴェイユの街でこれから起こるいっぱいの不思議なことに思いを馳せつつ『ふたりでお出かけ』でお終い。

05. 双子とフィリスとウェディング - Scene 1 ・・・ 双子は依頼でガッポガッポしていて渋うにスープ回避。今作でやたらフィーチャーされた渋うにスープだけど一度どんな絵面なのか見てみたかったなw そしてヴェーニュ教会にてタイトル通りの展開へ。

06. 双子とフィリスとウェディング - Scene 2 ・・・ フィリスは結婚式は女の子のロマン!と喜ぶけど多分リアーネが許さなさそう。というかフィリスの場合は式で出される食のほうに目を奪われそうだw 双子も結婚に憧れるがロジェパパを反面教師に結婚後を見据えてしまい…。でもバラ色の未来を夢見てみようという常にポジティブなフィリスらしい提案。

07. 双子とフィリスとウェディング - Scene 3 ・・・ ここから『双葉』をBGMに双子の妄想の結婚生活スタート。「おかえり、あ・な・た」となんて古典的なw 旦那役リディーの低めのイケメンボイスが格好いい。フィリスの合いの手のツッコミも楽しい。スーにしては普通な妄想かと思ったらやはり金欲が出てきたw アメリアのブランドは相当高名になってるんだな。遂には銃まで出てくるんかいw スーとの結婚生活は防弾チョッキが必要かもなぁw

08. 双子とフィリスとウェディング - Scene 4 ・・・ 今度はスーが旦那役。スーはけものだがリディーが奥さんだとこれは安心、さすリディ。自分もこんな奥さん欲しいわ…と、思うじゃん。リディーって本編でもあったけどドス黒いところがあるからひとつ間違えると包丁で刺し違えそうな恐ろしさを味わうことに…。こんな調子だと双子に結婚は無理そうかなw

09. 双子とフィリスとウェディング - Scene 5 ・・・ 最後にフィリスの結婚生活だが犬かなってぐらいがっつき過ぎのハイテンションに笑う。そしてスーはただのエロオヤジ。押しが強くも一途なフィリスの新妻っぷりは中々可愛いがただ何かにつけて旅、旅。これはすれ違いしっぱなしでこれはいばらの離婚待ったなし。さすがにフィリスも自覚あったみたいで反省するも無理そうw でも未来がどうなるか分からない、幸せを信じていれば幸せな未来がやってくる…それはフィリスがこれまで具現化してきたから説得力がある。最後にやっと先輩錬金術士らしい言葉が出たな。そして結婚式のブーケは仲良く3人同時にゲットだが…幸せを掴むためにいがみ合うとはなんて醜いオチなんだw でもこのワチャワチャが3人らしさでもあるな。果たしてバラ色の未来を掴むのは…いや考えるまでもなく今の3人はもう掴んでるな。最後に鐘が盛大になってお終い。

10. ボーナストラック ・・・ うひー!バリボリ!というざっくばらんな収録後のオマケのBGMは『いい依頼はないかな?』。どうやらこのドラマCDは3人揃って収録出来たみたいでだからこその息の合ったハッチャケぶりだったんだな。もちろんゲームは個別収録になるので初めて揃ったことを3人が喜んでいてこっちも嬉しくなる。だからアドリブも結構入れてたようだ。最後は3人でウサギのローストを食べに行こうとなって解散。3人ともキャラそのままって感じがあって収録後の雰囲気がしなかったなw

まとめ

ゲーム中のイベント以外の普段を補完してくれた今回のドラマCD。3人が楽しく生き生きと演技してくれたから音声だけなのに双子とフィリスのわちゃわちゃとした掛け合いが絵として容易に浮かんでくるぐらいだ。聴いていてこっちも元気になれる楽しい内容だった。そして改めてキャストがこの3人でほんとよかったと思わせられるキャラとの親和性。3人ともアイム所属だからこその連帯感かもしれないなw ドラマCDって普段あまり聴くジャンルではないけどこうゆう雰囲気だったらもっと聴いてみたくなるね。

ただ本来メインとなるコンテンツの音楽は少々物足りない。フィリスのレアトラックスCD(記事:最近買ったゲームのサントラ(2017年5月~7月))は新曲4曲、ラフ4曲、新アレンジ2曲、合わせて10曲入りだったから質・量ともにパワーダウンしてしまった印象を受けてしまう。そのための埋め合わせ用なのかドラマCDがあるけど音楽好きにとっては違うそうじゃない、なんだよね。

ちなみに3月28日にガスト25周年記念ベストセレクションというものが出る(サイト:【ガストショップ】ガスト25周年記念ベストセレクション CDボックス)。セレクションものだし高額だし眼中になかったけどガストショップ購入特典のスペシャルCDには既存曲のアレンジがたくさん収録されていて気になる。特に未発表音源の『終わりのない絵本』は曲名からして今作の総まとめ感があってすごい欲しい。他にも『Mysterious Painting for PV』というPVで使われていた方の曲もあったり『一撃の決意(Dramatic ver.)』とか『旅する工房(Relax ver.)』とか好きな原曲ばかりだから欲しい。というかこの特典CDのために今回のエキストラCDへの収録を控えたんじゃないだろうなぁ。時期的にその可能性もなくもない。ま、ソフィーのアトリエのサウンドアーカイブス(自分は未入手)もサントラ収録曲とラフ曲と2曲だけの新アレンジ曲ばかりだったようだから一概にケチくさいと言えないかもしれないか。

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