そういえば空の軌跡のサントラ感想記事はSCと3rdは書いてるけどFCだけ書いてなかったな。ただもうプレイした記憶はおぼろげ。ブログを遡ると9年ぐらい前か。ついでに最近入手した未使用曲集の感想も書いていこう。

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『空の軌跡FC』

(特に気に入った曲にはマーク)

CD1

1. 空の軌跡 ・・・ OPは正統派なオケ曲で幕を開けた。ドラマチックな勇壮さには自然と胸が高鳴ってくる。この曲から15年近く続く軌跡シリーズの全てが始まったかと思うと感慨深くも聴けちゃうな。空の軌跡テーマが颯爽と駆けてゆくも沈潜と陰っていき最後はブラスで高々に鳴り響く、ホルンは重厚に軌跡テーマでパトスを刻んでいく、そんな物語性の高い壮大さが聴きものだ。

3. 旅立ちの小径 ・・・ 街道曲だったかイベント曲だったか忘れたが清爽で長閑な調べからエステルとヨシュアが住む村の素敵な雰囲気が伝わってくるね。曲も朝露が滴るような瑞々しさに溢れていてフレッシュな息吹が心地いい。個人的にエステル&ヨシュアといったらこの曲が頭に浮かんでくるぐらい好きな曲。

4. 地方都市ロレント ・・・ 曲名通りふたりの住まうロレントのテーマ曲。こちらも長閑だけどより暖かみと優しさが出ていて束の間の平和さに安らぐ。哀愁を帯びたオーボエの調べもまた味わい深い。

5. Rock on the Road ・・・ 牧歌的で溌剌とした愉悦感が楽しい。こういった無垢な明るい曲が今となっては懐かしいものだ。

6. Sophisticated Fight ・・・ タイトル通りまさに洗練された戦闘曲。ジャズのようにクールでオシャンティなサウンドが格別だ。洒落てるだけじゃなく鼓舞してくるメロディの力強さにも胸が熱くなる。メロが繰り返されるとよりグルーヴィなドライブ感も増して気持ちいい。

7. 撃破!! ・・・ 戦闘後は打って変わってブラスサウンドの素朴な味で元気づけてくれた。0:27秒からの木管の響きが聴きどころ。

四輪の塔 ・・・ 小気味いいエレクトロポップなサウンドの中で切々と空の軌跡テーマが歌い上げられてゆく。テーマメロディによる意味付け、ミステリアスだけど寂寥としたロマンチシズムなど小粒だけど深い曲だ。

10. 陽だまりにて和む猫 ・・・ うららかな日差しの中で縁側で丸くなる猫、そんな穏やかなイメージ。静かで地味な曲だけど心暖まる愛しさ。

11. Secret Green Passage ・・・ 疾走する切なさの中で躍動するパーカッションが心地いいスパイス。どことなく和風情緒もあってVM JAPANで流れても合っていそうだ。

13. リベールの歩き方 ・・・ これから待ち受ける冒険に胸を高鳴らせてくれる勇壮さでフィールドを盛り上げてくれた。それでいてあの二人らしい優しさとリベールならではの豊かな詩情も溢れていて空の軌跡といったら個人的にこの曲がすぐに思い浮かぶぐらいずっと記憶に残ってたな。1:10秒頃の優美に舞うところと1:40秒頃の段々と熱が高揚していく木管とストリングスのハーモニーが特に堪らない。

18. 行く手をはばむ鋼の床 ・・・ ダンサブルなストリングス、弾けるパーカッション、情熱的なメロディなど実にファンタスティックなダンジョン曲。”床”ってつける曲名のセンスも面白い。

20. To be Suggestive ・・・ 沸き立つハートビート。パンチの効いた荒ぶるロックサウンドが迸る!ボス戦に相応しいスリリングでエキサイティングな戦闘曲だ。サビ部分の一気呵成に捲し立てるドラムや雪崩れ込むシンセが熱い。

21. ピンチ!! ・・・ 個人的には好きではない戦闘劣勢曲だけどこの曲は通常戦闘曲に負けないオシャレなジャジーさが魅力的で聴かせる。エキゾチックな雰囲気もあり少々今作の中では異色だけどこのファンキーさは聴き応え満点。

23. 海港都市ルーアン ・・・ フィンガースナップで幕開ける港街曲。晴れやかでカジュアルな開放感が心地よく気分はパラダイス。

24~31. 組曲「白き花のマドリガル」 ・・・ 公式サイトのふぁるコラムによると元々オケ曲として作ろうとされてたが学生らしさを演出するってことで手回し式オルガンアレンジになったらしい。確かに手作り感ある素朴な音だけどそれが魅力。そしてあの劇の裏では必死に回していた…と想像しながら聴くのもまたおつだ。組曲の中では勇壮な『決闘』がストレートな格好良さがあって好き。クライマックス感溢れる『大団円』もどこか不穏さが漂い一筋縄ではいかない深みがる。

32. 奴を逃がすな! ・・・ 雄々しいオケ曲だけどちょっと戯けたようなコミカルさも光る。後半のメロディの畳み掛けが痛快。

CD2

1. 忍び寄る危機 ・・・ なんてことない定番の不穏系の曲だけど重々しくも躍動するイントロといい何故か妙に耳に残る。

2. 闇を彷徨う ・・・ オシャレに彷徨うダンジョン曲。軽やかなリズムに乗ってメランコリックに揺られつつも決然と駆けてゆく。ダンジョン要素となる妖しさもありながら趣味よくまとめ上げるセンスに唸らされる。

3. 工房都市ツァイス ・・・ こちらも実にオシャレさが格別な街曲。ポップでクールなサウンドは何回聴いても清新さに溢れていて色褪せない。繰り返されるダンサブルなサビは実に輝かしく恍惚とした気分に浸らせてくれる。これほどツァイスの街の性格を的確に表したサウンドもないだろう。賛辞する言葉を並べたら切りがないぐらい大好きな曲。

5. 暗がりがくれた安らぎ ・・・ これもまたエスプリに富んだ実にイマジネーション溢れるダンジョン曲。

6. レイストン要塞 ・・・ エッジの効いたパーカッションが刺激的に沸き立ち緊迫感を煽る。小気味よくもタイトに展開していき要塞という常に最前線を張っているシチュエーションの曲に相応しい。

8. 王都グランセル ・・・ この曲も今作で一番好きな曲のうちのひとつ。艶美なイントロからして心を捉えて離さない。王都らしい格調高さに溢れた清爽さが魅力だけど柔和な暖かさでも包み込んでくれるのがリベールらしさ。後半の少し切なさを残す余韻が意味深くて物憂い気持ちにも。張りのあるギターの彩りもまた堪らない。

11. Challenger Invited ・・・ イントロから溌剌としたフレッシュさで心躍る。武術大会の曲だけど雄々しくならずあのメンバーならではの熱気の晴れやかな快さ。

13. 奪還 ・・・ 昔のプレイ時ではこの曲が一番耳に残ったな。猛々しいオケサウンドと高々に響くブラスからストリングスへの受け渡しは王道アレンジだけどやはり格好いいものだ。

14. 銀の意志 ・・・ もはや説明不要の空の軌跡どころかファルコムを代表する名曲。もう感想も今更だろう。個人的にはイントロの畳み掛けるフレーズが特に胸熱な聴きどころ。

15. 虚ろなる光の封土 ・・・ こちらももはや説明不要シリーズその2。重厚なフォルムの中で空の軌跡テーマの熱いパッションが迸る。ソウルフルなブラスやストリングスの熱気が魂を揺さぶり2:40秒ぐらいのところからのうねるように熱を帯びていくところは迫るパトスに思わず胸が熱くなる。聴き応え満点の名曲中の名曲だ。

16. Ancient Makes ・・・ プレイ時トラウマとなったラスボス前哨戦。エレクトロポップでメロが希薄な前半からメロディアスな空の軌跡テーマへ雪崩れ込むカタルシス。飛翔していくかのような高揚感が熱い。

18. 賑やかに行こう ・・・ 戦い終わってみんなで飲めや歌えの祝祭的な曲調だけどその後待ち受ける展開を思うと…。曲後半からの陰りにはやり切れない想いが込められてるかのようだ。それはともかく普通に聴く分にはまさに賑やかで楽しい曲。ただ自分はどうゆうわけか昔V6が出した『WAになっておどろう』を何故か彷彿とさせられてしまい歌ってる場面をイメージしてしまうという。

23. 風を共に舞う気持ち ・・・ タイトル曲は爽やかに。心が洗われるかのような清らかさに癒やされる。

『空の軌跡 未発表曲集』

父さんだもの ・・・ うららかなそよ風が吹いてるかのような心地良さ。タイトル的にも家族で和気藹々と楽しげな雰囲気が伝わってくる。父さんというのはやはりカシウス・ブライトのことだろうか。『旅立ちの小径』にも似たテイストでもしかして当該シチュエーションの候補曲のひとつだったのかもしれない。

エステルパンチ ・・・ 熱く勇ましいシンフォニックな曲。サビの木管のハーモニーも堪らない。遊撃士としてのエステルの気概が溢れてるね。しかし随分ストレートなタイトルだけど例えば敵とかに対しエステルの鉄拳が飛ぶイベントとかを想定したんだろうかw それか『奪還』的なポジションの候補曲だったとか。

すくすくスクラッチ ・・・ エレクトロポップ的な小洒落たサウンドで後年発売のぐるみんの曲調に近いテイスト。可愛らしいタイトルだけどこれはこの名前で曲を作ったというよりあとでこのタイトルを当てはめたんだろうかな。曲調的に元はダンジョン曲として作ったのかもしれない。

いつもの感じ ・・・ リリカルな幸福感に満ちていて爽やかな情感が至福のひととき。ヴァイオリンが入ってからの疾走感が最高に気持ちいい。どうゆうシチュエーションで作られたか伺いしれないが街曲としてマッチしそうだ。

MOUNTAIN PATH 2 ・・・ 実は英伝の前シリーズ『白き魔女』に同名曲があって意識してそうゆうタイトルを付けたのかそうでもないのか。駆け抜けるような曲調で溌剌としたフレッシュな高揚感には恍惚とするばかり。特にサビの胸を締め付けられるような切なさに胸を打つ。『Secret Green Passage』的なポジションの候補曲として作られていそうだ。

掘って掘られて ・・・ 意味深なタイトルで出落ち感あるw 軽妙な伴奏が楽しくサビは鼓舞させてくるような芯の強さもあって実にクール。曲名とは裏腹なオシャレな曲調からして『工房都市ツァイス』の候補曲だったのかもしれない。

アガットのアは赤毛のア ・・・ これもタイトルはともかくとしてw、曲だけを聴くとやはり『奪還』的なポジションだったのかもしれないな。ヒロイックな熱気がダイレクトに伝わってくるストレートな格好良さが魅力だ。

山小屋のストローク 2 ・・・ 牧歌的な人懐こさが心地いい。どことなく『賑やかに行こう』に通じるポジションでもある。

・・・ 28秒しかない短い曲だがもしかして『星の在り処』ポジションとなる原曲のハーモニカVerだったりするのかも。

a tempo ・・・ 大団円感のある壮麗な響きに心が満たされゆく。タイトルの意味は音楽用語で”もとの速さに戻す”という意味。そうなると終局で使うイベント曲の予定で作ったのかもしれない。それか『風を共に舞う気持ち』的なタイトル曲ポジションだろうか。

制作予想

以下アットウィキは自分の管理Wiki。以前おこなっていた旧推測とリークされた正解の一覧。

まとめ

まとめの感想は改めて書くこともなく曲毎に書いた感想が全て。もう10年以上前のサントラだけど全く古さを感じさせない珠玉の楽曲たちだ。有名な『銀の意思』や『虚ろなる光の封土』以外も聴き応えのある曲ばかり。今のファルコムサウンドにはない色鮮やかな魅力があるな。

未発表曲集はどの曲も本編に負けずとも劣らない出来栄え。使われなかったのが実に勿体無い。恐らく曲調的に当てはまるシチュエーションがなかったか、別の候補曲のほうが場面にマッチしていたから使われなかっただけかもしれないな。でもそれをストック曲として別の作品に使い回さずこうして未発表曲集としてCD化してくれて聴けるのだからありがたいことだ。全体で38分しかなくて1CDとしては物足りないボリュームだが自分的には『父さんだもの』『いつもの感じ』『MOUNTAIN PATH 2』の3曲を聴けただけでお釣りが来るぐらい価値があった。

関連リンク
オリジナルサウンドトラック「英雄伝説空の軌跡」
ゲーム・ミュージック, Falcom Sound Team jdk
日本ファルコム
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